◆最適な着用時期 10月〜翌年5月の袷頃 5月下旬〜6月、9月〜10月上旬の単衣頃 ◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません ◆着用シーン 観劇、女子会、街着、お稽古など ◆あわせる帯 おしゃれ袋帯、綴れ名古屋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半幅帯 絹100% 長さ11.8m 内巾約36cm(最大裄丈約68cm) ◆本草木染・手織短尺のお品でございますが、揚げを作らなければ身丈160cmほどで御仕立てが可能がお品かと存じます。
織物ファンのお方、お待たせいたしました。
仕入れをしていて本当に驚き、出会えた瞬間震えが止まりませんでした。
超希少な傑作品の未仕立て。
このような価格でご紹介出来ることはまずございません。
お目にとどまりましたら是非、お見逃しなく! 山下めゆ氏—— 2009年12月14日、 染織家であり名誉都民である山下八百子(やましたやおこ)氏が、 89歳にて、長き人生を終えられたことはまだ記憶に新しいことと存じます。
八丈町の染色技法「黄八丈」の保存・継承に努め、 1986年に東京都指定無形文化財工芸技術の保持者に認定されました。
その八百子氏の師として、黄八丈の技術すべてを継承したのが、 母である山下めゆ氏なのです。
現在はお孫さんにあたる山下芙美子氏が、 女性三代にわたって引き継がれる織の心を守っています。
ただでさえ希少な山下家の黄八丈。
それを、八百子の母、めゆ氏が製作された傑作品。
めゆ氏の作品としては最後、このような形でご紹介できないでしょう。
通常、商品としてもう扱えるお品ではございませんので、 出回るお品ではございません。
手にした瞬間にこのお品への情熱と想いが駆け巡るほどの感動を覚えます。
どうぞご堪能くださいませ。
これを御召いただけるお方の、そっとたとう紙を開けた瞬間の笑顔を思いながら、 大切に、ここ室町よりお届けさせていただきます。
一枚の「布」として。
一枚の「織物」として。
他の黄八丈とは一線を画す美しさ。
本当にすばらしい、手仕事の逸品。
草木染めの力強い「本物」の色合いや、 熟練した織り手でなければ織り上げることのできない複雑な織り組織。
手にとるだけで… 草木を煎じ、一糸一糸丁寧に心をこめて創作されたことが、 じわりじわりと伝わってくるような作品でございます。
草木染め。
八丈島で育った草木や樹皮を採集することからその作業は始まります。
ご存知にように黄八丈は、黄染(八丈刈安)樺染め(マダミの樹皮)墨染(シイの樹皮)でその鮮やかさ、艶やかさを感じさせる独特の金茶や鳶色を表現します。
その色糸ができるまでの手間暇は並大抵のものではございません。
そして、自然の恵みの染料で染めあげたその糸を丁寧に丁寧に手織りし、 一見柄行としてはシンプルながらも味わい深い表情の絹地に仕上げていきます。
八丈島でつくられる黄八丈は、 天然素材の上、その強固な染めと織は親子三代で色褪せないと言われています。
江戸の時代から、町人の粋な着物としてもてはやされ、 その色合いの美しさや丈夫さが愛されてきた黄八丈。
なかでも山下めゆさんのお品となりましたら、これ以上のものはございません。
匠の技が綾なす、本物の逸品黄八丈。
色彩は絹の光沢美しい鳶色。
市松の地紋を込めて、シンプルながら味わい深い仕上がりに。
めゆ氏独特の風合いが綾なされる芸術は、見る者すべてを惹き込みます。
終生、親子三代で着られるお着物をお探しの方にお届けさせていただきます。
シンプルだからこそ、お色や地風、お着物に注がれた職人の技が ダイレクトに伝わるひと品でございます。
一流のなせる本物を…この計り知れない価値をお分かりいただける 真の織りものファンのお方にお届けいたします。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、 大切にお届けさせていただきます。
お仕立ご希望の場合、[ 袷 ]地入れ2,750円+※胴裏7,260円〜+紬八掛12,650円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]地入れ2,750円+衿裏2,200円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
・海外手縫い価格です。
国内手縫いは、「大島紬・結城紬」+23,100円(税込)、「左記以外の紬」+12,100円(税込)で承ります。
加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら (地入れ) ※着姿の画像はイメージ写真です。
柄の出方が少々異なる場合がございます。
[文責:中村 浩二] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
楽天で購入1,280,000円(税込み)